「うまくできないのは自分のせいかな…」
「誰に相談しても分かってもらえるような気がしない…」
複雑・困難な背景を持つ人を支えようとする時、こんな気持ちになるときがあります。
それはあなただけではありません。
このサイトは、つらい体験をしたり生きづらい思いを抱えた人を「支える人」が
トラウマやレジリエンスの理解のもとに、つながり、学び、支え合って、元気になるためのサイトです。
その先に、再トラウマ、虐待、いじめ、ハラスメントなどの加害が生まれにくいコミュニティを展望しています。
心のケガに気づいて対応する「トラウマインフォームドケア」
トラウマインフォームドケアには、次の4つのポイントがあります。
支援者の「わたし」についても、次の4つのポイントで見てみませんか?
知識をもつ
心のケガは、なぜ、どのように生じるのか、その影響はどんな風に現れるのかについて知る。
気づく
視え方が変わる。トラウマ反応に気づく。
対応する
支援されている人・する人、両方ともが安心して対応できる方法を探し、話し合い、試し、増やす。
再トラウマ体験を防ぐ
心のケガが生まれやすい状況を早めに察知して対処できるようになる。
トラウマとなるような出来事を体験すると、人にはどんな影響が出るのでしょうか。軽いストレスとの違いはなんでしょうか。また、支援者、支援機関にはどんな影響が及びやすいのでしょうか。
知っているようで知らない、ストレスやトラウマのメカニズム。科学的根拠に基づいた情報をみんなで共有しましょう。
理解したことが対応に活かされるその手前に「気づき」があります。気づくための入口になってくれるのが「感覚」や「感情」です。感覚や感情の調節機能を高めて、日常の対応をより安全なものにする引き出しを増やしていきましょう。
トラウマインフォームドケアと、物事の解決ではなく物事にまつわる感情の解決をはかる「エンパワメント・グループ」を組み合わせた取り組み「とらえん」を行っています。エンパワメント・グループには、TICを実践する上で重要な関わり方のコツが詰まっています。
トラウマインフォームドなエンパワメント・グループ(とらえん)
トラウマインフォームドケアと、コミュニティの中に信頼や安心を醸成する「修復的実践」を組み合わせた学習&体験会を、学校、児童福祉、少年司法等にかかわる方を対象に行っています。
コレモ講習会
体のしくみを理解し、しくみを活用して神経を整えるセルフケアの手法Community Resiliency Model(コレモ)の体面での講習会です。
基礎編 2024年12月22日(日)13:00-16:00
どなたでもご参加いただけます。
ストレスやトラウマに関する知識と、それに基づく5つのスキルを学び、体験していただきます。
応用編 2024年12月22日(日)16:30-17:30
過去に基礎編(基礎セミナー)を受講した方対象です。
応用編では、家庭、学校、職場など、日常生活の中でコレモをどう使うか、また、身近な方にコレモを紹介する際の伝え方の例をお伝えします。
実践編 2025年 1月11日(土)13:00-18:00
医療、福祉、心理分野で臨床をしている専門家向けです。
基礎・応用編で学んだ内容を体験的に学んでいただきます。
実践編では、講義、講師による実演、小グループによる実技演習、講師による実技指導があります。
とらえん体験会(オンライン)
とらえんは、トラウマが人や関係性にもたらす影響を理解してケアする「トラウマインフォームドケアの知識」と、物事の解決より物事にまつわる感情の解決をはかる「エンパワメント・グループ」体験を組み合わせた取り組みです。
◆日時:12月7日(土)19:00~21:00(初参加の方は、18:30~)
◆参加費:無料
◆お申込み:こちらからお願いします。
トラウマインフォームドな見方や態度に関するアンケート
アンケートにご回答下さる方を募集しています。回答時間:約10分
詳細・お申込みはこちら
地震や豪雨などで被災された方にお見舞いを申し上げます。
また、被災地で情報収集、救援、調整等にあたっておられる方、これから支援をされようとしている方に心から敬意を表します。
災害時、支援に入る場合に知っておくといいことが分かりやすくまとめられた資料がありましたので、紹介します。
衝撃、喪失、ストレスを体験したときの受け方、感じ方、現れ方は、個人差があります。一律に当てはまるものではありません。
しかし、一般的な情報として知っていると、被災された方や被災者兼支援者になられている現場の関係者の方々とコミュニケーションをとるときに役立つのではないかと思います。
また、自分への影響を知っていると対処ができ力を発揮できますので、ぜひ活用していただけたらと思います。
被災された方、支援される方に生じがちな心の動きが、直後、1週間後、1カ月後、3か月以降とまとめて記載されています。
現地に行く前、中、後の留意点、準備しておくこと等が書かれています。
参考:長野県精神保健福祉センター、「災害時のこころのケア2015~支援者マニュアル~<第3版>
ご家庭、学校、居場所など、日頃子どもさんと直接かかわることの多い方には、こちらの情報も参考になると思います。
参考:Unicef
これまでの災害時に活用した子どもとその周りの養育者、教職員等のための学校における支援の資料がぎゅっと集められています。
参考:日本ストレスマネジメント学会
コレモ
災害時の心のケアとして、人と気持ちを分かち合うとか、リラックスできることをするとか、様々な方法がありますが、そのひとつにCommunity Resiliency Model®(コレモ)という神経系の知識と身体の感覚を用いたセルフケアの方法があります。
子どもへの性暴力 第2版
PTSD発症リスクの高い性暴力。 実に、女性の2、3人に1人、男性の10人に1人が性暴力にあっているという調査が出ています。
今の問題や生きづらさに、ひょっとしたら過去に受けた性暴力が影響しているかもしれません。性暴力というトラウマについて知り、二次加害を防ぎながら関わるために必読の1冊です。
第5章「支援者へのトラウマの影響」を担当させていただきました。
非行少年に対するトラウマインフォームドケア
ルールが守れない、迷惑行為を繰り返す、周りはうんざり、居場所がなくなる。そしてその先は…。説得も罰則も効かない、いったいどんな関わりをしていったらいいのか…そんな気持ちになっている全ての大人に読んでいただきたい1冊です。3章「個別的トラウマを理解する」と8章「トラウマインフォームドな予防」の翻訳を担当させていただきました。こちらからご購入いただけます。
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